ごあいさつ

警備業のさらなる発展のために

警備業は1962年に誕生して以来、多くのお客様と先人に支えられながら、防犯・防災の観点から社会に安全・安心を提供する生活安全産業としての地位を築いて参りました。
現在、警備業者1万524社、警備員58万2,114人を擁する産業にまで成長し、今や警備業は、国民の自主防犯活動を補完・代行する生活安全産業として多種多様な警備サービスを提供させていただいております。

近年、我が国の治安情勢は、犯罪認知件数が平成15年から令和3年まで一貫して減少してきましたが、ここ数年は再び増加傾向にあり、今後の動向について注視すべき状況にあります。こうした中、私どもは警察をサポートする役割として、施設警備、交通誘導警備、雑踏警備、貴重品運搬警備、身辺警備等、多様な安全サービスを提供しております。さらに災害対応は勿論のこと、最近では、健康・生活サポートといった独自のビジネスにまで警備業の役割が広がり、これからの警備業の可能性は無限であります。

今後も警備業が健全に発展し、警備業務の適正化を通じた経営基盤の強化を図り、社会公共の安全に寄与していくために、(一社)全国警備業協会は、警備員教育の充実による警備員の資質の向上や処遇の改善等、業界が抱える諸課題の解決と警備業務の適正な運営に尽力して参ります。

2024年6月

一般社団法人 全国警備業協会 会長 村井 豪

一般社団法人 全国警備業協会

会長 村井 豪